大学編入等の教育関係の情報と私の考えを投稿しています。「知恵袋」に私が投稿した内容をリライトした情報も掲載しております。掲載内容は、すべてオリジナルです。
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大学編入をしたい場合、現在所属している大学から「(他大への)受験許可」をもらう必要がある、
というフェイク情報が出回っているようです。
ヤフー知恵袋でも、受験許可が必要ですよ、という回答が散見されます。
これは、完全なフェイクです。
「受験許可」など不要です。
事務局、教務掛に、編入受験のための必要書類として、①卒業見込証明書と、②単位取得見込
証明書などを申請し取得する際に、「編入受験する」という情報は在籍大学の事務局で知られる
こととなりますが、それだけのことです。許可など不要です。
無用な心配をして、エネルギーを消耗するより、編入を希望する大学向けの志望動機書や研究
テーマ、編入学試験の準備に、エネルギーを集中した方がよいと思います。
この春は、東京経済大学の1年生になったが、とか東海大学の1年生になったが、
名古屋商科大学の1年生になったが、こんな大学は嫌だ、もっと上位の大学に編入
したい、という質問がネット上にあふれています。
この秋の2年次編入、と、来年秋の3年次編入試験は、この不満を持った大学生た
ちのマグマが破裂して、例年より、編入戦線が厳しくなりそうです。
まず、3年次編入のスタンダードは次のようなパターンです。
東海大学、帝京大学 2年次 → 駒澤大学 経営学部 3年次編入
大阪経済大学 2年次 → 龍谷大学 経営学部 3年次編入
同志社大学 2年次 → 国立・大阪大学 3年次
龍谷大学 2年次 → 関西大学 3年次
獨協大学 経済学部 2年次→国立・埼玉大学 経済学部 3年次
つまり、中堅私大に入学し、そこから上位私大か国公立大学の3年次編入するというパ
ターンです。
TOEIC の高めのスコアを「テコに」して、編入試験をうまく立ち回り、合格を勝ち得る、
という展開は、今から5年ぐらい前あたりに、語学系の専修学校生が、「勝利の方程式的」
に取り組んだ手法です。
今では、どこの国立大学も、すっかり懲りてしまい、高いTOEIC スコアが、強力な合格因
子になることはなくなっています。
なぜか?
高いTOEIC スコアで編入した専修学校生が、大学教育についてこれず、留年、退学が増え
たからです。特に、国立大学の教員側に、この印象が強まっています。
生半可な英語力では、編入学試験に勝てません。
あなたがやるべきことは、今在籍している大学の専門科目で高い成績(GPA値)を叩き出す
ことです。
ちょっとばかりTOEIC に取り組んでも、相変わらず、TOEIC を武器に、編入試験に顔を
出してくる専修学校生のスコアに、とても勝てません。
所属している大学で、成績が、GPAで2点台しか取れないのであれば、上位大学3年次編入
は、「夢のまた夢」です。
今の、あなたの在籍大学での成績が、成績優秀と呼べるGPA 3.5以上であれば、希望が持て
ます。
河合塾のBF(ボーダー・フリー)大学
【関東地方】
つくば国際大学、ヤマザキ動物看護大学、宇都宮共和大学、浦和大学、横浜商科大学、
横浜創英大学、関東学園大学、亀田医療大学、駒沢女子大学、恵泉女学園大学、江戸
川大学、高崎商科大学、高千穂大学、国士舘大学、埼玉工業大学、作新学院大学、秀
明大学、十文字学園女子大学、女子美術大学、尚美学園大学、昭和音楽大学、松蔭大学、
城西国際大学、常磐大学、人間総合科学大学、杉野服飾大学、聖学院大学、聖徳大学、
千葉科学大学、川村学園女子大学、相模女子大学、足利大学、筑波学院大学、鶴見大学、
田園調布学園大学、東京医療学院大学、東京家政学院大学、東京家政大学、東京工芸大学、
東京純心大学、東京情報大学、東京成徳大学、東京聖栄大学、東京富士大学、日本映画大学、
武蔵野音楽大学、文京学院大学、文星芸術大学、明海大学、和光大学、和洋女子大学
一定の数の編入生を毎年コンスタントに受け入れている大学で、かつ、カリキュラムが
整備されている経営系学部を持つ大学に駒澤大学(世田谷区)と龍谷大学(京都)があ
ります。
次のような同一系統の学部で、より上位の大学への編入であれば、手順を踏んだ準備を
すれば、合格する可能性は非常に高いでしょう。
シナリオ1:
東海大学、帝京大学 2年次 → 駒澤大学 経営学部3年次編入
大阪経済大学 2年次 → 龍谷大学 経営学部3年次編入
手順
①経営学を基本から復習する。
②経営学を総覧できる基本書を読み込む。
③編入過去問題を基本書を使いながら解答してみる。
④編入過去問題を独力で、時間を測って解答する練習をする。
これと併行して、研究テーマの設定と志望理由書のドラフトを作成することも必須です。
テキストは上記のものが優れています。
TOEIC の高めのスコアを「テコに」して、編入試験でうまく立ち回り、合格を勝ち得る、
という展開は、今から5年ぐらい前あたりに、語学系の専修学校生が、「勝利の方程式的
に取り組んだ手法です。
今では、どこの国立大学も、すっかり懲りてしまい、高いTOEIC スコアが、強力な合格
因子になることはなくなっています。
なぜか?
高いTOEIC スコアで編入させた専修学校生が、大学教育についてこれず、留年、退学が
増えたからです。
特に、国立大学の教員のTOEIC神話は消え、専修学校生が高いTOEICスコアで有利に編入
試験を展開できる時代は去っています。
大学生であれば、やるべきことは、専門科目で高い(GPA値)を叩き出すことです。
大学生が、ちょっとばかりTOEIC に取り組んでも、相変わらず、TOEIC を武器に、編入
試験に顔を出してくる専修学校生のスコアに、とても勝てません。
所属している大学で、成績が、GPAで2点台しか取れないのであれば、国立大学3年次
編入は、「夢のまた夢」です。
逆に、専修学校生にとって、高いスコアのTOEICが編入試験での勝利につながるチカラは
弱まり、編入試験の戦線で、短大生や大学2年生たちとの競合で、基礎学力の「弱さ」が
弱点になっています。
この秋の編入試験では、①専門基礎知識、②TOEICスコア、③研究テーマという、3要素
のバランスを取った対策が必要になっています。
制度上は可能です。
一般的な一般編入の場合であれば、現在在籍している大学の2年次を62単位以上で
修了見込みであれば、他大の3年次に編入試験を受験可能です。
大学卒業単位数124単位の丁度半分である62単位を取れているかどうか、が重要
になります。
もし、他大の3年次編入に合格した場合、現在在籍している大学の方は、2年修了時
で「退学」します。
ところが、通信制大学で、2年間で、62単位を取ることが困難です。特に、中央大学
法学部は、単位を出すレベルを通学制に近いレベルで運用しようとするので、余計単位
を取るのが困難です。
さらに、編入試験を担当する国立大学の教員側に、通信制大学を蔑視している人たちが
います。なぜなら、通信制大学には「演習、ゼミ」が無く、「真の大学教育」ではない、
と思っている人たちがいます。
それゆえ、もし、国立大学の法学部3年次編入を受験したとしても、専門小論文と口述試
験で、相当良いパフォーマンスを出さないと合格することは非常に困難です。
編入試験の難易度
http://www.hennyu.net/b3.html
一般的な、大学への一般編入の場合であれば、在籍する大学の2年次を62単位以上
で修了見込みであれば、他大の3年次への編入試験を受験可能です。
大学卒業単位数124単位の丁度半分である62単位を取れて いるかどうか、が重要
になります。
もし、他大の3年次編入に合格した場合、在籍する大学の方は、2年修了時で「退学」
します。
他大に編入後は、これから在籍する大学で得ていた62単位を、編入後大学の単位に
振り替えます。その際の成績評価は、すべて認定である「P」の評価になります。
以上が原則ですが、青山学院大学は他大学からの編入に「制限的」ですので、2年次
編入で、かつ、英文学科と教育学科、心理学科の3学科のみしか、門戸を開いていま
せん。
しかも、英文学科では、公開TOEIC 830以上を求めており、ハードルは高いです。
編入で参考になるサイト
http://www.hennyu.net
同一の学部学科での他大への編入であれば、在籍している大学での、コア科目の講義
を大切にして、成績(GPA値)を高めに維持することをお勧めします。
英文学科であれば、英文学概論、英語学概論、英米文化概論が、大切な科目となります。