大学編入等の教育関係の情報と私の考えを投稿しています。「知恵袋」に私が投稿した内容をリライトした情報も掲載しております。掲載内容は、すべてオリジナルです。
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実際に、3年次編入試験の出願準備をする際に、用意する書類はいろいろあります。
まず、分かりにくいのは、現在の学期までの履修科目状況を確認する「単位取得見込
証明書」と呼ばれる書類であり、これは、現在在籍している大学、短大の学生課の窓
口に行けば、有料で発行されます。
大規模大学ですと、自動証明書発行機で発行されるはずですが、発行メニュ-になけれ
ば、学生課の窓口に行った方が速いです。
編入関係の書類を、所属大学の窓口で請求することに、びびってできない、なんていう
相談も、随分と聞きますが、窓口の職員の人たちは、そんなことに慣れきっており、ま
ったく気にも留めません。窓口で、ハキハキと、「編入用です!」と宣言して、証明書
の発行を受ければいいだけのことです。
編入希望者には、気が小さい人が多いようです。
所属している大学を退学して、他大に行くことに「負い目」を感じているのでしょう。
編入する前には、お世話になった指導教授や職員の方々に、何かお礼をするぐらいの、
懐の大きさも示したいものです。
「こいつ、大物だなぁ~」と思われるように。
何度もお世話になったメディカルセンターの保健師さん、進路について親身になって
話を聞いてくれたキャリアセンターの先生、編入すると分かっても、熱血指導してくれ
たゼミの先生へ、少額でいいので、さりげなくギフトカードと感謝の言葉を添えて。
CA職は大卒の方が、選べる航空会社の選択幅が大きくなります。
短大よりも大卒でCAになる方がはるかに有利です。
また大卒かそうでないかで、生涯賃金は8,000万円違います。
短大からプラス2年、大学での学費が3~400万円かかりますが、それで8,000万円が
リターンするのなら、大学へ行くことが合理的です。
ただし、CA職は長く勤められる仕事ではありません。CA後のキャリアをどうするのか、
この悩ましい問題にいずれ直面します。
CAは機上での責任の重い仕事であり、自分の気持ちを抑えて、笑顔での接客を続ける
ことで、感情障害になるリスクが高いです。
それと、これは、皆さんが避けて言わないことですが、機上では勤務は、高い高度にい
る時間が多いため、放射線の被ばく量が増えます。
ワークライフバランスを考え、過度の勤務は避けて、ご自分の健康を守り、CA後のキャ
リアについても、避けて通れない課題であるがゆえに、少しずつ考えておくことをお勧
めします。
CAの採用実績が多い大学の一位と二位は、青山学院大学と関西外国語大学です。
このうち、関西外国語大学は編入生の受け入れ数が、けた違いに多く(3年次編入で425名
を受け入れています)、編入がしやすい大学です。
國學院栃木、國學院北海道など、國學院短期大学全体から國學院大學(渋谷)への
推薦編入枠は、最大で185人ですが、実際は150人前後が3年次推薦編入しており、
推薦枠としては、毎年30人ぐらい、余らしている状態です。
推薦編入の基準は、
・短期大学部での成績が70点以上
・法学部はS、Aの評価が2/3以上
であり、成績(GPA値)に換算すれば、3.0以上になるかと思います。
それゆえ、短期大学で、しっかりとした成績を取っていれば、ほぼ確実に、間違いなく、
國學院大學へ推薦編入できる、と考えられます。
短期大学での成績(GPA値)を上げるためには、質の高い、小論文、レポートを書けるよ
うにする必要があります。それが成績に直結します。
新聞を読み続けることで効果があります。
次のページが参考になります。
http://www.hennyu.net/essay.html
短期大学で過ごす2年間は、3年次編入後の2年間と同様に、勉学に没頭する、覚悟が必要
かと思います。
それと、より全体で見ると、統計的に、短期大学生で、4年制大学に3年次編入する人は
全体の8%程度です。しかも、編入希望者は全体では、この20年間、減少の一途です。
短期大学から4年制大学への3年次編入では、競争が薄れているのです。
それよりも、4年制大学への3年次編入は、孤独の中で、心折れること無く、学業に没頭で
きる覚悟があるかどうか、が問われます。
3年次編入には、大学での「研究テーマ」が必須であり、説得的なテーマを設定すること
に苦闘することになります。
ゆえに、学生が、「本当に何をやりたいのか?」を内省して、考えを整理して、研究テー
マの設定という苦しい作業を早めに進めていく必要があります。
内部推薦を得るためには、短期大学での成績(GPA値)を3.0以上で維持しておくことが
必要だと思います。
関西外語大学短期大学部から指定校推薦編入できる大学は質量とも、充実しています。
関西外語大学短期大学部の卒業生は約800人。その半分にあたる400人が、大学への3年
次編入学試験に合格しています。
その内訳は、関西外国語大学への3年次編入学合格者が約380人で、その他の20人が他大
へ編入しているのが傾向です。
【指定校推薦編入 大学リスト】
関西大学 総合情報学部
関西学院大学 総合政策学部
大阪電気通信大学 総合情報学部
大阪産業大学 経営学部
大阪学院大学 外国語学部、国際学部
大阪経済法科大学 国際学部、経済学部、法学部
追手門学院大学 国際教養学部
摂南大学 外国語学部
桃山学院大学 国際教養学部、社会学部、法学部、経済学部、経営学部
京都産業大学 経済学部、経営学部、法学部
京都女子大学 文学部
平安女学院大学 国際観光学部
龍谷大学 法学部、国際学部
神戸学院大学 人文学部
南山大学 外国語学部、総合政策学部
駒澤大学 経済学部
東京経済大学 経営学部、コミュニケーション学部、現代法学部
東洋英和女学院大学 人間科学部、国際社会学部
など
もともと、大学編入とは「『孤独』」を伴う学びの仕方」です。
編入した学生は、1年から進級してきたプロバ-学生たちに囲まれ、マイノリティとして、
学友を得るのは、難しい状況です。
孤独の中で、心が折れない、強い心が無いと、編入生として、卒業まで貫徹することは
困難です。
人付き合いが無い分、すべての時間を勉学に使い、どれだけ、学問に没頭できるかが勝負
になる「学びの仕方」が「編入」です。
次のページが参考になると思います。
http://www.hennyu.net/p1.html
真の学友は、この厳しい学びの中で、出会う、限られた人物になると思います。
編入後の就活を考えると、勉学に精励し、正規(GPA)を、3点台半ばぐらいで維持されるこ
とをお勧めします。
以上が一般論です。
関西外国語大学には、やや例外です。なぜなら、関西外語大学は編入生を425人も取る、
編入大規模校だからです。これだけ編入生が多いと、編入生同士で、学友を作りやすい
ですから、孤独感は少ないと思います。
編入学制度は「3年次編入」が前提であり、「2年次編入」を選択できる大学は
限られています。
帝京大学の場合、経済学部、法学部、文学部の3学部は、編入年次を2年または
3年次で、学生側が選択できます。
立正大学は全学部で編入年次が選択出来ます。
2年次編入が可能な大学場合、現在在籍している大学に1年以上在学し、30単位以
上を修得見込みの学生であれば、他大の2年次編入を受験できます。
編入学試験に合格した場合、現在在籍している大学の1年次の終わり(3月末)に退学
をして、4月1日から他大の2年次に編入します。
例えば、
帝京大学 経済学部 1年次 → 駒澤大学 経済学部 2年次
のようなパターンになります。
立命館大学は、2005年ごろまで、文系学部でも一般編入と、短大からの推薦編入を実施して
いましたが、それを停止しました。
次のような理由、事由が起きたためと言われています。
編入してきた学生の、①基礎的な学習が不十分であるため、学部での単位取得に困難を覚える
学生が毎年発生していたことと、②低回生から学業不振で退学となる学生が出ることと、③さ
らに、編入生で、学費未納で除籍となる事例が出たため、編入を停止したようです。
要は、編入生を受け入れていたが、編入生の質が下がったので、編入を止めたというところで
す。
残念なことです。
それゆえ、現在は、理工学部のみで、一般編入と、高等専門学校からの推薦編入を実施している
だけの状態です。
編入試験の難易度順
http://www.hennyu.net/b3.html
制度上は可能です。
一般的な一般編入の場合であれば、現在在籍している大学の2年次を62単位以上で
修了見込みであれば、他大の3年次に編入試験を受験可能です。
大学卒業単位数124単位の丁度半分である62単位を取れているかどうか、が重要
になります。
もし、他大の3年次編入に合格した場合、現在在籍している大学の方は、2年修了時
で「退学」します。
ところが、通信制大学で、2年間で、62単位を取ることが困難です。特に、中央大学
法学部は、単位を出すレベルを通学制に近いレベルで運用しようとするので、余計単位
を取るのが困難です。
さらに、編入試験を担当する国立大学の教員側に、通信制大学を蔑視している人たちが
います。なぜなら、通信制大学には「演習、ゼミ」が無く、「真の大学教育」ではない、
と思っている人たちがいます。
それゆえ、もし、国立大学の法学部3年次編入を受験したとしても、専門小論文と口述試
験で、相当良いパフォーマンスを出さないと合格することは非常に困難です。
編入試験の難易度
http://www.hennyu.net/b3.html
はなやかな雰囲気、モダンな建物、白人系ネイティブ教員の配置、そして、エアライン系
への就職実績をうたう手法を、神田外語大学は、関西外語大学と同じ手法を使って、高校
生へのイメージ戦略を持続しており、そのイメージ戦略に一定の効果が出て、毎年の募集
は好調です。
これは関西外語大学でも同じですし、関西外語の方が神田外語よりも、もっと徹底的して
イメージ戦略を取っている感があります。
ただ、国立・東京外語大学を除き、その他の外語大学の未来には暗雲が立ち込めています。
それはAIによる通訳と翻訳サービスが、この1~2年で驚異的に進歩したことです。
かつて外語大学を卒業し、現在、プロの通訳者、翻訳者で活躍している人たちの「大きな
不安」が「失職」です。
言語を操るスキルは、AIの方が勝るようになり、プロの通訳、翻訳者は、仕事量の減少と、
将来の失職を不安視しています。
この負のトレンドをいち早く察したのは、国立・東京外語大学と私立・名古屋外国語大学
です。この2大学は、従来の外語大学のカリキュラムを一新し、AI時代でも、サバイバル
できる教育を学生に与えています。
外語大学をどうしても選択したい場合、この2大学以外の選択は危険だと言えます。
7大学の国際性ランキングを出しておきますが、東京外語大学は別格であり、このランキン
グにはなじみません。
国際性ランキング
1位 神戸市外国語大学 (85.0)
2位 名古屋外国語大学 (82.7)
3位 長崎外国語大学 (82.5)
4位 京都外国語大学 (81.0)
5位 東京外国語大学 (80.2)
6位 関西外国語大学 (77.6)
7位 神田外語大学 (76.6)
*THE世界大学ランキング日本語版での国際性ポイントでの序列です。
また、外語大学ではありませんが、麗澤大学の外国語学部であれば、経済学部の英語
による専門科目を100科目以上履修可能です。英語力プラスで、英語による経済経
営系の専門知識を獲得できます。この点は、東京外語大学、名古屋外国語大学に近い、
カリキュラムを麗澤大学は持っています。
同様な例は、武蔵大学人文学部でも当てはまります。英語力プラスで、英語による、
人文科学領域、文化、歴史、コミュニケーション学の専門知識を獲得できます。
もはや、旧来の外国語大学のカリキュラムでは、これから先の不透明な、AIの時代に
は、とても心細いと言えます。もちろん、東京外国語大学と名古屋外国語大学は別で
すが。
最近の流行りで、①偏差値と、②主要400社就職率という2軸で、大学のチカラを
マッピングする手法を使うと、次のような序列になります。
早稲田大学
大阪大学
上智大学
横浜国立大学
青山学院大学
東北大学
明治大学
東京大学
立教大学
北海道大学
中央大学
法政大学
首都大学東京
千葉大学
金沢大学
国立・大阪大学は、有名企業への就職率で、早稲田大学の後塵を排していますが、ネー
ムバリューでは、旧帝国大学である大阪大学の方が、中高年の人たちには、早稲田より
上と見られます。
つまり、大阪大学は私学より上位に位置付け出来ます。