大学編入等の教育関係の情報と私の考えを投稿しています。「知恵袋」に私が投稿した内容をリライトした情報も掲載しております。掲載内容は、すべてオリジナルです。
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私は、教育コンサルタントですので、たくさんの大学とコンタクトをしているので、
大学側の動きが見えています。
今のところ、編入試験を中止するというオプションを検討している大学はゼロです。
編入希望の学生について、応募条件、出願条件について、コロナの影響で、学生に
不利益にならないように条件を緩和するオプションは、大学側で検討に入っています。
また、編入学の筆記試験については、試験会場の換気に注意して実施する方向に変わ
りはありません。
「編入試験が中止になるかも?」などという不安にゆらいで、準備を怠っていると、
秋の、編入試験に敗れます。あなたのライバルは、凄まじい気迫で準備をしています。
大学編入の主流は、大学2年生と短期大学生であることは間違いなく、特に、
この春、やむを得ず、Fランク大学に進学した大学生が、学歴のランクアッ
プを狙って、2年次編入をめざす傾向が強まっているようです。
この秋の、編入試験は、このランクアップ狙いの大学生も加わり、競争が
より激化すると予想します。この傾向は来年も続くと思います。
つまり、①私大2年から国立大学3年次編入、②短期大学から私大3年次編入、
③Fランク大学からランクアップ大学3年次編入、という3層になり、この中
に専修学校生が割って入るという構図になると思います。
従って、③の勢力が増えてくると、神奈川大学、駒澤大学、桜美林大学等
の中堅大学への編入の競争難易度が上がると予想します。
状況は、専修学校生には不利な方向に動いている感があります。今までと
同じ対策では、③のリベンジ組が加わった競争の中で、編入試験に失敗する
専修学校生が増えるのではないか、と予想します。
専修学校生は、大学のブランドではなく、何が学べるかのカリキュラムを
ベースに、編入受験校を選定することもお勧めします。
短期大学から4年制大学の3年次への編入には、①内部推薦編入で系列の4年制大学へ
編入するか、②一般編入で他大を受験するか、2パターンあります。①は専願ですの
で、併願できません。
②はいくらでも併願できます。
松山短期大学と私立・松山大学との間には、内部推薦制度が無いようですが、公募推
薦編入制度が松山大学にあるので、松山短期大学側で、あなたが「推薦」を得ること
ができれば、公募推薦編入制度で、松山大学へ編入する道が開けます。
同一系統の学部学科への3年次編入であれば、これから在籍する短期大学での科目の
中で、その学科のコア科目の授業を大切にし、コア科目の基本書を徹底的に読み込む
ことを続けつつ、できれば、新聞(人文系学科であれば朝日新聞、社会科学系学科で
あれば、日本経済新聞)を読むことをお勧めします。
系統を変える場合は、どのような学部学科とするのかを早く決め、その学科のコア科
目の基本書を新たに買って、独習で読み込むことが必要です。
これらの知識のインプット作業を進めていくことで、一般編入試験の壁である小論文
試験の攻略につながります。
編入で参考になるページ(小論文)
http://www.hennyu.net/essay.html
編入では、質の高い研究テーマが必要です。研究テーマの考え方が参考になります。
4年制大学への編入で、ネックになるのが、編入した際に、どれだけ、出身校の単位
を認定してくれるかですね。
単位認定には2パターンあります。
何も見ずに、2年次編入生なら30単位を自動的に認定し、3年次編入生なら60単位
を自動的に認定しまうのが、「一括認定」という方法で、編入生には一番ありがたい制
度です。
次に、出身校の成績証明書とシラバスをつき合わせて、ちまちまと単位を認定していくの
が「個別認定」という方法で、編入生にとっては、編入してみないと、何単位認定される
のか不明で、不安いっぱいでの入学になります。
一般に、私学の中堅以下は(1)で、中堅以上と国立大学は(2)の①になるはずです。
あなたが、帝京大学経済学部3年次編入を想定しているのか、横浜国立大学経済学部3年
次編入を想定しているのか、で、微妙に変わってきます。
(1) 単位を一括認定している大学の場合
2年次編入なら30単位、3年次編入なら約60単位が認定され、認定科目の成績は「P」と表記
される。
(2) 単位を個別認定している大学の場合
①大学→大学で同一学部学科系統
ほぼ一括認定と同じか(1)の90%認定
②短大→大学で同一学部学科系統
①の70~80%程度の単位認定
③専修学校→大学で同一学部学科
①の50から70%程度の単位認定
もし、編入先の学部学科を変えると、認定単位数は減ります。例えば、経済学部から心理学
部などです。
上記から分かるように、専修学校からの大学編入が、一番、単位認定で不安があるわけです。
学科選択で参考になるサイト
http://www.hennyu.net/hennyu6.html
現在とは異なる、法学部への編入を考える場合、①その編入の実現性と、②どのよう
な準備が必要か、という2点が重要かと思います。
まず、①の実現性ですが、要は、どのレベルの大学の法学部を目指すによります。
同じ法学部でも、難易度に天と地の差があります。
つまり、あなたが(a)「中央大学の法学部への編入を目指して、司法試験突破が目標で
す」のレベルなのか、(b)「東洋大学法学部に編入して、リーガルリテラシーを得よう
と思ってます」レベルなのか、という違いです。
(a)の可能性は低く、(b)の可能性が相対的に高いと言えます。
次に、②の準備ですが、もし、あなたが、まったく法学の知識が無い、という段階で
あれならば、恥ずかしいとか言っている場合ではなく、次の、君塚先生 (横浜国立大
学) の本から、精読を始める必要があります。
まずは、これらの本の精読を終えてから、この本の中で紹介されている、基本書の
精読にステップアップする、という流れが必要です。
一つの基本書は次の「法学入門」になります。
以上の精読を続けながら、法学分野での「研究テーマの設定」を進める必要があります。
将来、教師として働くキャリアに、大学の名前は、あまり影響をしません。
今、在籍している大学の教育学部で、次の2科目を中心に、必死で、勉学に
集中する方が先です。
中等教育の教員免許を取る場合の、次の2科目は必須知識です。
・教育学
・教育心理学
また、将来、一流の教師として、生徒を指導するためには、自らの「経験値」
を広げておくことが必要です。
教職課程を学ぶ中で、介護施設などでのボランティアが必須で経験できますが、
これに留まらず、ざまざなボランティアを経験されることをお勧めします。
京都の祇園での「お掃除ボランティア」でも、食事もままならない、子供たち
への「子供食堂でのボランティア」でも、浅草での外国人観光客への「通訳ボ
ランティア」でも、多種多様なボランティアが内外でありますので、学業をし
ながら、早く、活動の範囲を広げるべきです。
上記の学びをしながら、それでも、編入をしたければ、今所属している大学で、
上記2科目があれば履修しつつ、基本書を徹底的に読む込む必要があります。
その上で、学習指導要領の変遷を調べ、研究テーマの設定と、志望動機書の作
成を進めることをお勧めします。
もちろん、一番大事なことは、現在の大学での成績(GPA値)をあげることで
す。それができないのであれば、より上位の大学に行く「チカラ」が無い、と
いうことになります。
レポートで成績が付けらえる大学の評価システムの中で、GPA値を、3点台の
半ばぐらいに維持できれば、その上の展望が開けてきます。
編入で参考になるサイト
http://hennyu.net
国立大学でも、私立でも、教育学部の学生は士気が高く、退学者が少なく、その
ため欠員補充の編入試験をあまりしません。編入試験の有無を含め、情報収集を
していく必要があります。
実際に、3年次編入試験の出願準備をする際に、用意する書類はいろいろあります。
まず、分かりにくいのは、現在の学期までの履修科目状況を確認する「単位取得見込
証明書」と呼ばれる書類であり、これは、現在在籍している大学、短大の学生課の窓
口に行けば、有料で発行されます。
大規模大学ですと、自動証明書発行機で発行されるはずですが、発行メニュ-になけれ
ば、学生課の窓口に行った方が速いです。
編入関係の書類を、所属大学の窓口で請求することに、びびってできない、なんていう
相談も、随分と聞きますが、窓口の職員の人たちは、そんなことに慣れきっており、ま
ったく気にも留めません。窓口で、ハキハキと、「編入用です!」と宣言して、証明書
の発行を受ければいいだけのことです。
編入希望者には、気が小さい人が多いようです。
所属している大学を退学して、他大に行くことに「負い目」を感じているのでしょう。
編入する前には、お世話になった指導教授や職員の方々に、何かお礼をするぐらいの、
懐の大きさも示したいものです。
「こいつ、大物だなぁ~」と思われるように。
何度もお世話になったメディカルセンターの保健師さん、進路について親身になって
話を聞いてくれたキャリアセンターの先生、編入すると分かっても、熱血指導してくれ
たゼミの先生へ、少額でいいので、さりげなくギフトカードと感謝の言葉を添えて。
CA職は大卒の方が、選べる航空会社の選択幅が大きくなります。
短大よりも大卒でCAになる方がはるかに有利です。
また大卒かそうでないかで、生涯賃金は8,000万円違います。
短大からプラス2年、大学での学費が3~400万円かかりますが、それで8,000万円が
リターンするのなら、大学へ行くことが合理的です。
ただし、CA職は長く勤められる仕事ではありません。CA後のキャリアをどうするのか、
この悩ましい問題にいずれ直面します。
CAは機上での責任の重い仕事であり、自分の気持ちを抑えて、笑顔での接客を続ける
ことで、感情障害になるリスクが高いです。
それと、これは、皆さんが避けて言わないことですが、機上では勤務は、高い高度にい
る時間が多いため、放射線の被ばく量が増えます。
ワークライフバランスを考え、過度の勤務は避けて、ご自分の健康を守り、CA後のキャ
リアについても、避けて通れない課題であるがゆえに、少しずつ考えておくことをお勧
めします。
CAの採用実績が多い大学の一位と二位は、青山学院大学と関西外国語大学です。
このうち、関西外国語大学は編入生の受け入れ数が、けた違いに多く(3年次編入で425名
を受け入れています)、編入がしやすい大学です。
もともと、大学編入とは「『孤独』」を伴う学びの仕方」です。
編入した学生は、1年から進級してきたプロバ-学生たちに囲まれ、マイノリティとして、
学友を得るのは、難しい状況です。
孤独の中で、心が折れない、強い心が無いと、編入生として、卒業まで貫徹することは
困難です。
人付き合いが無い分、すべての時間を勉学に使い、どれだけ、学問に没頭できるかが勝負
になる「学びの仕方」が「編入」です。
次のページが参考になると思います。
http://www.hennyu.net/p1.html
真の学友は、この厳しい学びの中で、出会う、限られた人物になると思います。
編入後の就活を考えると、勉学に精励し、正規(GPA)を、3点台半ばぐらいで維持されるこ
とをお勧めします。
以上が一般論です。
関西外国語大学には、やや例外です。なぜなら、関西外語大学は編入生を425人も取る、
編入大規模校だからです。これだけ編入生が多いと、編入生同士で、学友を作りやすい
ですから、孤独感は少ないと思います。
編入学制度は「3年次編入」が前提であり、「2年次編入」を選択できる大学は
限られています。
帝京大学の場合、経済学部、法学部、文学部の3学部は、編入年次を2年または
3年次で、学生側が選択できます。
立正大学は全学部で編入年次が選択出来ます。
2年次編入が可能な大学場合、現在在籍している大学に1年以上在学し、30単位以
上を修得見込みの学生であれば、他大の2年次編入を受験できます。
編入学試験に合格した場合、現在在籍している大学の1年次の終わり(3月末)に退学
をして、4月1日から他大の2年次に編入します。
例えば、
帝京大学 経済学部 1年次 → 駒澤大学 経済学部 2年次
のようなパターンになります。